熊本・大分大震災と聴覚障害者

 熊本と大分で大震災がありました・・・。

 亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、現地の方々が少しでも早く落ち着かれます

ように・・・。余震が早くおさまりますように。

 

 14日の震度7地震が「前震」だったとのこと。なんということでしょう・・。

 

 snowも阪神体震災の経験者です。幸い被害が少ない地域だったのですが、それで

も本当に大変でした。甚大な災害は社会的弱者を生み出します。

 当時寝ていたsnowは「何が起きたのか」全く分かりませんでした。

 「地震が起きた」ということさえも分かりませんでした。

 

 周りの人は地鳴りの音で地震だとすぐわかったそうです。ですが、snowのような

聴覚障害者にはその地鳴りの音さえも聴こえないし、地震によって物が落ちる音も全く

わからないので、起きて初めて周りの状況を見て呆然としてしまうのです。

 多分家族がたたき起こしてくれなかったら、地震が来たことさえもわからず、「あ、

なんかめまいしたような気がする・・・」くらいでそのまま寝てたかもしれません。

 家具が倒れる音や食器類などが床に落ちて割れる音なんかもわからないんです。

 補聴器とかをつけていなければ、ほんっとに静寂の世界なので・・・。

 

 で、大変なのがその後です。

 阪神体震災当時は外部との連絡手段はFAXだけで、今のようにTVに字幕も入らな

いし、本当に情報が入らない状況でした。

 

 それと比べたら、今はTVに字幕はリアルタイムで入りますし、携帯電話という

手段もあるのですが・・・・それでも大変だと思います。

 携帯電話も電源が切れてしまえば何にもなりません。

 TVの字幕も、もし避難所にいる場合はどうでしょうか?

 避難所にはTVがあるかもしれません。

 初めから字幕表示だったらいいのですが、字幕が表示されていなかったら全く

情報が入らないことになります。

 どうかすべての避難所で字幕表示になってほしいと思います。

 そこに聴覚障害者がいるかどうかに関係なく、字幕表示が当たり前となって

ほしいです。

 おそらくは健聴者であっても、字幕表示は役に立つときもあると思います。

 字幕を入力してくださっている方も、生放送で長時間にわたってリアルタイムで

字幕を入力していかないといけないので大変だろうと思いますが、聴覚障害者にとっ

ては命綱となりますので、どうか続けてほしいと思います。

 

 あと、閉じ込めも多数あるようですが、これも聴覚障害者にとっては救助の声

が聴こえないので、助けに来てくれたことがわからないということもあるんです。

 救助者の呼びかけに声で反応することができたら、生存者と確認してもらえて

救助活動が始まりますが、無反応であれば不在、あるいは亡くなったものとみな

されてしまうかもしれません。

 

 あと補聴器とか人工内耳を震災で失ってしまうと、そのダメージも計り知れない

ものとなります・・・。

 

 ・・・どうか少しでも被害がこれ以上広がりませんように。

 少しでも早く落ち着きますように。