4年目の会話
え~。
人工内耳を始めてから4年目。
ずーーーーーっと付けっぱなしだった人工内耳を「外している」時間が増えて
きました。
で、会話について今日は書いていきます。
読唇はもうほっとんどできなくなりました。
最近、人工内耳を外している時に話しかけられることもあって、そういう時は
相手のパクパク動く口を見ながら、昔はコレがわかっていたんだよな~~すごいよな
~~~何でわかることができたんだろう・・・なんて思ってしまいます。
当然何言っているかさっぱりわかりません。
会話はもう人工内耳だけが頼りですわ。
人工内耳のスイッチを入れた瞬間、声が入ってきて、相手の言葉が文章としてわかる
という感じです。
この感覚は説明しづらいのですが、あいかわらずsnow自身は「声」がしているの
はわかるのですが、何を言っているのかはさっぱりわかりません。今「あ」と言ったの
か「は」と言ったのか判別する隙も与えずに次の声次の声が入ってくるので、えええ
え?っていうかんじなのですが、脳みそはちゃんと「言葉」を理解しているんですね。
どちらかといえば脳みそで会話を理解しているという感覚。
「あわあああいいさああああにいい」というような声がsnowには聞こえていて、
脳みそに「今日は2月3日、鉄分ですね。」みたいな会話が書き込まれて、その書き込ま
れた会話をsnowが読んで、「は?鉄分?いやいや、多分節分やろ。」みたいに修正
をしながら、相手と会話をしているようなイメージが近いかも。
でも、snowの方がボケボケで、「んあ?今日は鉄分?」って思わず声に出して
しまって、相手から「あはははははは!!違う違う「節分」ね~~~~。」って言われ
るパターンが多いねんけど。
で、こないだですね、今までに一度も会話をしたことがない方からいきなり話しかけ
られました。
こういうのね~~こういうの、めっちゃ苦手なんです。
この人の声知らないし、どういう事話してくるかわからないし・・。
「snowさん、進捗状況と今後について説明してもいいですかね~?」
イヤイヤイヤ、やめて、何その重要そうな話!!どっかで聞き漏れたらトラブる系
やん!!・・・・って「snowさん、進捗状況・・・・・」ってハッキリ聞き取れ
た!「しんちょくじょうきょう」なんて難しい単語、聞き取れた!
すごい!!
・・・・ってなわけで、この方と30分くらい会話していました。
たまたまsnow以外誰もいなくて。チャレンジャーなワタシ。
まじめな会話は5分くらいで、後は雑談ばっかりでしたが。
色々固有名詞出てくるんです。地名とかあとsnowがめっちゃ苦手としている
電気系統の話とか。固有名詞は一番聴き取りづらい言葉になります。
けど、「直流電流」も「交流電流」もちゃんと聞き取れた。
ふんふんって相槌もそんなにおかしくないタイミングでできてたはず。
ただ、
ただ、
残念ながらsnowも脳みそも、直流電流と交流電流が何かさっぱりわからん。
乾電池と豆電球をなんかこう真っすぐ結ぶのとクロスさせて結ぶのあったな?
それの事?
真っすぐ結んだら直流電流?
クロスさせたら交流電流?
???そんなこと考えながら会話していたので、多分チグハグな事言ってたかも。
あとでちゃんと調べました。乾電池と豆電球は「直列」と「並列」でしたわ。
全然違うやん。
電信柱を走っている電流は直流電流で、それを家庭用とかに使うには強すぎるから
交流電流に変換しないと使えないという事ですね。
だいぶチグハグな事言ってたやろな、snow・・・。
「直流電流が・・・・」「あ、ピカッと光るやつね!」みたいな。
電線がピカッと光ったら、それ、漏電や。