alongsnowの日記

ペンドレット症候群により、先天性難聴。今は人工内耳ライフです。

手術の始まりから翌日まで~思い出してみる その2~

 そんなこんなで、自分の手術室を間違えておりましたが、なんとか本当の自分の

手術室に入ることができました。

 ちゃんと、頭蓋骨のMRIの写真も貼ってあり、患者名も私の名前です。

 

 手術の前に、術後の回復ってどれくらいですか?ってSTさんに聞いたら、「小学生と

かは、朝手術受けて、夕方にはもう起き上がってトランプしたりしていますよ。」と。

 あ、そんなら、そんなしんどくないかな?痛くないかな?と楽観視しておりまし

た。

 うん、自分の年齢忘れてたね、小学生と30代半ばは違う。うん。

 

 麻酔は全身麻酔でした。

 確か酸素マスク付けて、3回くらい呼吸したら、意識は飛び、次に目が覚めたときに

は、もう手術終わっていました。

 実際の手術時間は3時間半から4時間。

 お昼過ぎに始まって、夕方前に自分の病室に戻ってきたかなという感じ。

 

 手術室に入る前は全く体に管は繋がっていませんでしたが、戻ってきたときには点滴

3本くらいぶら下がって、導尿と、酸素マスクが繋がり、足には血栓防止のきつめの靴

下とフットマッサージャーが付いていている状態。

 酸素マスクが結構私には苦しかった。水分が取れないので喉も口もカラカラなのです

がそこにずっと空気が入り続けている感じ。呼吸はこちらのペースでする方が楽かもし

れない。酸素マスクは術後2~3時間で外してもらえます。

 これを外してもらったらだいぶ楽になったかも。

 術後の痛みは、これだったら我慢できるという感じ。もちろん痛み止めが点滴に入っ

ていると思う。

 フットマッサージャーがなかなかいい仕事をしていて、キュウ~~~っと締め上げた

あとにフッと空気が抜けるのですが、その瞬間に血が体を巡るのでズッキ~ンと術創

に痛みが走るんです。血栓防止するために大事だとは思うんだけど、結構しんどい。

 これは術後から翌日の朝まで続きました。

 

 導尿は全く感覚なし。これがついているとトイレに行きたいという感覚もないので

楽です。もうずっと付けておきたいくらい。

 点滴も痛みはないのですが、翌日朝までは看護師さんが夜中も点滴の交換に来てくれ

ます。

 

 この時はめまいがあったので、特にしんどかったのですが、

 「絶対に夜の10時にトランプするまで回復なんて無理!」って思いましたわ。

 小学生に敗北・・・。

 

 夜の10時どころが次の日の朝までウンウン唸っておりました。

 朝にはずいぶん楽になりますし、立ち上がってご飯食べることもできます。

 

 めまい起こしているせいで、立ち上がってもフッラフラでしたが。

 こんなグラグラ揺れている状態でトランプなんかよおできない。

 

 小学生どころが中学生にも高校生にも敗北したことを悟った日々でした・・・。